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愛おしいキミに極甘な林檎を
第21章 アナタを愛シテ逆らえない


「それ以上したらダメです――――」


――――…………


自分の寝言に驚いて飛び起きると朝になっていた。


心臓がドクンドクンッと煩く鳴っている。


「はぁっ……。はぁー……」


ここはソラ先輩と泊まっていたリゾートホテルの部屋で辺りを見渡すと課長はいない。



夢か……。

夢で良かったぁ……。


そして隣のベッドにはソラ先輩が眠っていてホッとする。

私が寝ている間に帰ってきていたんだ……。



喧嘩をしたまま見捨てられなくて良かったと思うと涙が滲む。


ソラ先輩が起きたら仲直りしよう……――――


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