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愛おしいキミに極甘な林檎を
第21章 アナタを愛シテ逆らえない

「大丈夫だよ。嫉妬しても郁哉さんがいい人なのは知ってるから、何も変わったりしないよ」
「そう…なんですか……」
レストランに向かう途中、ロビーのソファに理人さんが座っていた。
気付かれて目が合ってしまったから監視がスタートされる。
「また二人っきりじゃなくなりますね……」
「ここにいるのはゴールデンウィークの半分だけだし、たまには皆で楽しめばいいんじゃないかな」
「どうしてそうなるんですか。嫉妬するんじゃなかったんですか!?」
「風子が他の男と話すのは生きていく上で仕方ないとして、俺の目の前で体を触られなければ耐えられるよ」
ソラ先輩がおかしい……!
以前は私を狙っている男には敵意丸出しだったのに……。
きっとこれは私の行動が試されているに違いない。
そして、明日こそは監禁しようと罠を張っているんだ。

