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愛おしいキミに極甘な林檎を
第24章 離れ離れと深まる絆

課長とは別の仕事で知らない人に囲まれて仕事をしていたからいつも以上に気疲れした。
でもそれで終わらない。
仕事が終わると飲み会に連れて行かれて酒を注いで回った。
ここでも知らない人しかいなくて心細い中、課長はできるだけ隣にいてくれた。
午後十時。やっと課長以外の会社関係の人と離れることができた。
でも宿泊先のホテルに着いてからフロントで鍵をもらった時に疑問が浮かぶ。
「あれ……。鍵は一個ですか?」
「すまない……。陸田と行く予定だったから部屋を変更するのを忘れていた」
「つまり、同じ部屋に泊まるってことでしょうか……?」

