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愛おしいキミに極甘な林檎を
第25章 艷めく声で絶頂を

お土産を買いに行くために課長と出掛けた。
外に出てぶらりと歩いてからお土産がたくさん売っている店に行ってぼーっと見つめる。
「乙羽はどれがいいと思う?」
「うーん……、どれも美味しそうです。個人的にはチーズ系が好きですけど、菊さんは苦手みたいなので他のものを選ばないとですね」
「なるほどな。オレだけで選ぶとそういう所まで気が回らないから助かる」
しばらく見ていても迷って決められず、近くの店でソフトクリームを買って食べることにした。
「食べたかった物を食べても元気が出ないようだな」
少し不安そうに顔を覗いてくる課長に普通に振舞っていたつもりだけど見抜かれている。
「……どうして私の彼氏に連絡をしたんですか?」

