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愛おしいキミに極甘な林檎を
第25章 艷めく声で絶頂を

『そうだよ。俺に声を聞かせながらオナニーして』
「ええっ!?すごく恥ずかしいです。隣にいるならまだしも、声だけ聞かせるなんて……」
ホテルの壁はあまり厚そうには見えない。
何かを落とした物音も聞こえてくるし、高い声を出したら隣の部屋に聞こえてしまいそうだ。
ここは角部屋だから聞こえてしまうのは郁哉さんにだけ……。
でもセックスをするわけではないからベッドが軋む音もしないし、そんなに大きな声は出ないから大丈夫か……。
『もしかしてまだ郁哉さんと一緒にいるわけじゃないよね?……ひとりでいるなら俺を癒してよ』
低くて心地良い声でお願いされると秘部がじわりと熱くなってくる感覚がした。
「分かりました。ひとりですからします」

