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愛おしいキミに極甘な林檎を
第25章 艷めく声で絶頂を



エッチなことをしていたせいで郁哉さんと何を話したのか聞くのも忘れていた……。


次の日の朝なってからそのことに気付いて、もう一度ソラ先輩に電話を掛けようとするとドアをノックする音が聞こえてきた。


誰が来るのか分かっているけどそっとドアを開けると案の定、郁哉さんだった。



「おはよう乙羽。朝飯を一緒に食べに行こう。昨晩歩いていたら朝から海鮮丼を食べられる店を見つけたぞ」

「わあ、食べたいです!行きます!」


まだ寝ているかもしれないし、朝起きたばかりでいきなり深刻な話を聞くのも悪いと思い、まずはお腹を満たしに行くことにした。



美味しい海鮮丼を食べた後、郁哉さんの隣を歩いていると何やら話を切り出したそうにチラチラと見てくる。


「郁哉さん……?どうかしましたか」

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