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第26章 強引な彼に犯されて……

顔が近づいてきた時、塞がれていなかった両手で口元を隠した。


「唇にしちゃ…、絶対だめです……」


「どうしてだ？その手を退けてくれ」


手首を掴まれて口元から放されようとするけど頼りない力で抵抗する。


「キスしちゃだめだって…彼氏と約束したんです……」


「……夫になるのはオレなんだぞ」



そう言われてから何があったのか覚えていない。


起きたら隣に郁哉さんがいなくて乱された服を着たままベッドで眠っていた。


秘部が濡れている感じはしていたけどヒリヒリしていないし、股関節にも痛みがなかった。