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愛おしいキミに極甘な林檎を
第26章 強引な彼に犯されて……

「そんなに心配しなくても大丈夫だよ」
私の頭を優しく撫でてくれて落ち着く居場所に帰ってきたことを実感させる。
恋しくて堪らなかった温もりを複雑な気持ちでしばらく感じていた。
「あ、そうだ。ソラ先輩にお土産いっぱい買ってきたんですよ。お菓子に当分困らないと思います」
玄関から室内にあがって荷物を持とうとすると右手の手首を掴まれた。
「ねえ……、郁哉さんとお土産買いに行ったの?」
「……はい」
「そうなんだ……。行ったんだね」
寂しそうな声を聞いて再び罪悪感が湧いてくる。
お土産を買うだけならまだしも、私の今の恋人はソラ先輩なんだから仕事以外の長い時間を一緒に過ごすべきではなかった。
「ごめんなさい……」

