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愛おしいキミに極甘な林檎を
第26章 強引な彼に犯されて……



私も帰らないで傍にいたい……。


いつも門限を律儀に守って帰っていたけど今は体調が悪いソラ先輩を放っておけなくてもう一度腰を下ろした。


広い背中に手を回して抱き締めるとやはり体が熱い。


「隣にいますから安心して休んでくださいね」


「嬉しいな……。でも……、返さないと今していることが全てが無駄になるね」


「今日くらいなんとか言い訳してみます。約束したように私も怪しまれないように頑張りますから」


「……ありがとう。あと、風子が隣で寝てくれたらもっと早く元気になれそう」


「ふふっ、熱がある時もちゃっかりしてますね」



寄り添っているとソラ先輩はすぐに眠ってしまった。


少しの物音で起きるのに、私がシャワーを浴びに行ったり、着替えても起きないから相当体調が悪いように思えた。



時間が刻々と過ぎる中、もう一度くると思っていた電話は何故なのか掛かってこなかった――――

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