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愛おしいキミに極甘な林檎を
第4章 自由と秘め事

「……すまん。他に誰もいないから好きって気持ちを隠しきれないみたいだ」

恥ずかしそうにしている課長の顔を初めて見た。

いつも終始クールで仕事をしていて感情の起伏が少ないから新鮮だった。


「まだ仕事が終わってないんですよね?」

「さっき終わった」

「終わったなら教えてくださいよ、課長」

「仕事が終わったんだから今は乙羽の前では普通の男だ」


「……郁哉さん」


跨るように促されて腰を下ろすと固くなっているモノが熱く疼いている場所にあたった。


初めてキスをした夜のように繰り返し重ねる唇。

それと同時にきっちりと着ていたスーツを乱されて肌を顕にされる。

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