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愛おしいキミに極甘な林檎を
第29章 囚われの時間に濃厚な✕✕を注がれて

「風子ちゃん、手荒なことをしてごめんねぇ~」
那砂さんの車に強引に乗せられてから暗闇を移動して、見知らぬ場所に連れて行かれた。
私に罰を下すと言った祖父は到着するまで助手席に座ってずっと黙っていた。
連れていかれた先で一体何をされるのか想像もつかない。
でもソラ先輩の体調が落ち着くまでどんな罰でも耐えてみせる……――――
一時間程で着いた場所はどこかの森の奥だった。
車から降りると別荘のような小さな一軒家が見えた。
「しばらくこの場所で一人になって頭を冷やすといい」
スーパーもコンビニも近くにない。
ましてや森に入ってからここに着くまで他の家も見当たらなかった。
「あの……、ここから会社に通えってことでしょうか……」

