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愛おしいキミに極甘な林檎を
第29章 囚われの時間に濃厚な✕✕を注がれて

「なっ、なにも……」
「他に必要な物が何かありましたら那砂様にご連絡を……とのことです。それでは失礼致します」
複数の部下を従えている那砂さんは一体何者なんだろう。
見張りの人も祖父が雇っているようではなさそうだし、ただのお手伝いさんではないようだ。
また二人っきりになり、見張りの男を警戒しながら届いたダンボールをテーブルの上へと運ぶ。
相変わらず口を閉じて黙ったまま私をじっと見ている。
…………。
ダンボールの中身も気になるけど、男の方が先に気になってベッドへ逃げて全身を隠すように布団を被った。
怖いようで怖くない不思議な気持ちでムズムズする。

