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愛おしいキミに極甘な林檎を
第29章 囚われの時間に濃厚な✕✕を注がれて

その時に見えた男の瞳は吸い込まれそうなくらい綺麗でドキッとしてしまう。
あの人に似ている……。
動揺して固まっていると男はマスクを外して私に唇を近づけてくる。
「っ……」
自分でもどうしてなのか逃げられなくて目を閉じて覚悟をすると、コンコンッと玄関のドアをノックをされる音が聞こえた。
すると男は急いで私から距離を取ってマスクをつけ直した。
「風子様、失礼します。那砂様からこちらの物を預かって参りました」
リビングと玄関が繋がっているから誰が来たかすぐに分かる。
威勢のいい部下その二と見られる男が玄関を開けてからダンボールを置いた。
「そちらの見張りは無礼を働いていないでしょうか」

