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愛おしいキミに極甘な林檎を
第29章 囚われの時間に濃厚な✕✕を注がれて


でも二人っきりでゆっくり過ごせる時間ができて幸せだった。


人里から離れた場所だから他の誰にも邪魔されることがない。


時間にも縛られることもないからとても穏やかで静かな夜を過ごした。





朝になって洗濯をする時、服を脱いで下着姿になった。


今着ているもの以外に衣類を持ってきてないし、後ろで見られているから脱ぐのを躊躇してしまう。


「恥ずかしいので見ないでください……」

「じゃあこれに着替えようか」


満面の笑みをしたソラ先輩に赤いベビードールを手渡された。


「やっぱりそれなんですか。服を貸してくださいよ。持ってきているんでしょ?」



「ん?風子は乾くまでこれを着るしかないんだよ」

「うぅ……。ソラ先輩の意地悪ー!」


裸でいるよりはいいと思って仕方なくベビードールを着た。


リビングに戻って羽織るものないか探していると、いきなり玄関のドアがバンッと開く。

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