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愛おしいキミに極甘な林檎を
第31章 未来への誓い

「いいえ……、変わりました。……でも、ソラ先輩はこっちの方がソラ先輩らしいです」
「受け入れてくれてありがとう。だけどね、俺が風子の前からいなくなったことを考えてみても郁哉さんか瀬戸内さんになら任せられるなって思ったんだ」
「任せないでくださいよ……」
「もし俺が音信不通にしたままだったら風子はどちらかを選んでいたんじゃない?」
間違っていないと思う。
ソラ先輩が帰ってこなかったら郁哉さんか理人さんを選んでいた。
でも他の未来を想像すると悲しくなってきて寂しい思いで胸がいっぱいになる。
気持ちが抑えきれなくなった私はベッドの上で上半身を起こしているソラ先輩に抱き着いて涙を流した。
「っ……、ううっ……。そんなことを言わないでください」

