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愛おしいキミに極甘な林檎を
第32章 赤い林檎と甘い拘束

次の日の朝。すっきりと目が覚めてから隣に寝ているソラ先輩に甘えにいく。
土曜日でお互いに仕事も休みだし、特に予定もない。幸せな朝だ。
「ん……!?これは……」
抱きついてからふとソラ先輩にお腹に触れてハッとする。
寝込んでいることが多かったのに無駄な贅肉がついていない。
布団を剥いで起き上がってから改めて確認させてもらうと、たるんでなくて固い腹筋もある。
「もっと筋肉のある男の方がお好み?」
「いいえ、ちょうどいいです。どうしてソラ先輩はいつもお腹が出てないんですか?しかも昨日は晩御飯をいっぱい食べていたのに」
「たまに筋トレとストレッチはしていたかな」
「ほお……。引き締まっていて素敵です」
私はと言うと……。
下を向いて両手で自分の柔らかいお腹に触れてみる。
すると、ぷにぷにしていて肉が摘めるようになっていた。……完璧に油断した。
昨晩食べたチーズケーキのカロリーを考えるとさらにこの贅肉が増量するかもしれない。
「風子……?」

