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愛おしいキミに極甘な林檎を
第32章 赤い林檎と甘い拘束

「なっ、なんでもないです!朝ご飯にしましょうね」
このままだとソラ先輩に色気を感じてもらえなくなってしまう。
ダイエットをしないと……!
まず朝食を作って取り分ける際に自分の量を減らした。
目玉焼きの下に敷くキャベツを多めにして、ベーコンを一枚だけで我慢する。
昼御飯のパスタも一人前から少し引いた分量で食べた。
「今日は食欲ないの?まさか風邪を引いたとか……?」
しかし、いつもよく食べる私の異変に勘付いたのかソラ先輩が心配してくる。
「いえいえ、元気です。……実はお腹の肉が気になりまして。ダイエットをしているんです」

