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第33章 綺麗になったキミに……

ソラ先輩が再び海外に行くことを私が何度止めても受け入れてもらえなかった。


朝は忙しくてその話はしなかったけど後味が悪かった。




月曜日の昼。課長と陸田さんの三人でランチを食べに行った。


誘ってくれた陸田さんが仕事の関係で席を外して課長と二人っきりになる。


「ところで塑羅緒くんの体調はどうだ？」


「前よりはいいですよ。でも私の言う事を聞いてくれないんです」


頬を膨らませて言うと課長は、はははっと笑っていた。


「笑い事じゃないですよ。こっちは心配してるのに体を壊しても無理して仕事をしますし」



しかもまた海外出張だなんて……。