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愛おしいキミに極甘な林檎を
第34章 アナタを信じているから……

「んっ…、あっ、はぁ…、もっとしてください……」
「今日の風子も可愛いよ……」
ベッドで横になっている時、髪を撫でられて体を壊れ物に触れるように丁寧に扱われていく。
キスやセックスをしてもソラ先輩の態度に変わりはない。
修羅場になるまで元カレの浮気に気付けなかった私が相変わらず鈍感なのかな……。
その頃よりは敏感になっているとは思うんだけど自信がなくなってしまう。
ある日の夜。寝室の机でソラ先輩がノートパソコンで調べ物をしている時、リビングにスマホが放置されていた。
こっちに来る気配もなさそうだし、ロックは掛けていなかったはずだから今ならメッセージを見れる。
やり取りしている相手が“女”ではないことをこの目で確かめて安心したい……。

