この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
明日に架ける橋
第2章 秘めた想い
花憐はどうしたらいいのかわからず、そのままじっとしていた。
二人の体は離れ、先ほどまで味わっていた一体感はどこかへ行ってしまった。
寂しさと空しさだけがそこにあった。
清人は呼吸が落ち着くと、花憐のお腹や足の間を丁寧に拭いて立ち上がらせた。
「・・・・明日、久しぶりに一日休みなんだ・・・・。二人でどこかに行こう」
思いがけない誘いに、花憐は驚いて清人を見上げた。
「ドライブ?ショッピング?君に合わせるよ」
なんとなく気まずい雰囲気になっても、いつも清人は自分からその雰囲気を変えようとしてくれる。
花憐はそのおかげで気を病むことなくこの家にいられるのだった。
花憐は微笑みを携えて答えた。
「紅葉を・・・・見に行きたいです」
「紅葉?わかった。じゃあ、車で行こう」
清人は朝起こしてくれと言ってシャワーを浴びるため、服を全て脱いだ。
花憐は急いでバスルームから出て、自分も二階にあがりシャワーを浴びた。
挿入されたところがジンジンと痛む。まだ何かが入っているかのような感覚だった。
しかし、それが清人と繋がっていたことの証のように思えて、花憐はなんとなく嬉しさも
感じていた。
ベッドに入ると、もう自分は男性との関わりを持った一人の’女性’になったのだと感じた。
それでも行為のあとに一人で寝る寂しさを感じずにはいられない。
清人はいつも、女性との行為のあとは一緒に過ごしているのだろうか・・・。
今すぐ清人のベッドで一緒に眠りたいと花憐は思った。
もしくは、清人がここに来てくれたらと・・・。
しかし、その微かな願いは果たされることはなく、花憐はベッドで一人朝を迎えたのだった。
二人の体は離れ、先ほどまで味わっていた一体感はどこかへ行ってしまった。
寂しさと空しさだけがそこにあった。
清人は呼吸が落ち着くと、花憐のお腹や足の間を丁寧に拭いて立ち上がらせた。
「・・・・明日、久しぶりに一日休みなんだ・・・・。二人でどこかに行こう」
思いがけない誘いに、花憐は驚いて清人を見上げた。
「ドライブ?ショッピング?君に合わせるよ」
なんとなく気まずい雰囲気になっても、いつも清人は自分からその雰囲気を変えようとしてくれる。
花憐はそのおかげで気を病むことなくこの家にいられるのだった。
花憐は微笑みを携えて答えた。
「紅葉を・・・・見に行きたいです」
「紅葉?わかった。じゃあ、車で行こう」
清人は朝起こしてくれと言ってシャワーを浴びるため、服を全て脱いだ。
花憐は急いでバスルームから出て、自分も二階にあがりシャワーを浴びた。
挿入されたところがジンジンと痛む。まだ何かが入っているかのような感覚だった。
しかし、それが清人と繋がっていたことの証のように思えて、花憐はなんとなく嬉しさも
感じていた。
ベッドに入ると、もう自分は男性との関わりを持った一人の’女性’になったのだと感じた。
それでも行為のあとに一人で寝る寂しさを感じずにはいられない。
清人はいつも、女性との行為のあとは一緒に過ごしているのだろうか・・・。
今すぐ清人のベッドで一緒に眠りたいと花憐は思った。
もしくは、清人がここに来てくれたらと・・・。
しかし、その微かな願いは果たされることはなく、花憐はベッドで一人朝を迎えたのだった。