この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
明日に架ける橋
第2章 秘めた想い

花憐は二人に草笛を教えたり、葉船を作って水路に流して遊んだ。
子供たちは大喜びし、すっかり花憐になついていた。
(子供か・・・・)
二人を見ていると、益々自分の子供が欲しいという気持ちが強くなってくる。
清人が子供と遊んでいるという事実も、それを後押ししていた。
たとえ夫婦の間に愛情がなくても、子供を愛してくれるなら・・・・。
そんなことをぼんやりと考えていた時だった。
「お待たせ」
清人が水路まで花憐を迎えにきていた。
「おじちゃん!」
子供たちはすぐに清人の手をつなぎにいった。
「遊んでもらったみたいで。悪かったね」
「いいえ。とっても楽しかったです」
みんなで家に戻る間、子供達は花憐に教えてもらった草笛を清人に披露していた。
「すごいな。そんなことできるんだ」
「お姉ちゃんに教えてもらったんだよ!」
清人がへ~と驚いて、草笛を受け取り、真似してみたが上手く音は鳴らなかった。
子供達がゲラゲラと笑い、清人を馬鹿にした。
清人はムキになってなんとか音を出そうとするが、何度やっても音は鳴らない。
そんな様子を見て、花憐の心に子供が欲しいという欲求が強く芽生えていくのだった。
子供たちは大喜びし、すっかり花憐になついていた。
(子供か・・・・)
二人を見ていると、益々自分の子供が欲しいという気持ちが強くなってくる。
清人が子供と遊んでいるという事実も、それを後押ししていた。
たとえ夫婦の間に愛情がなくても、子供を愛してくれるなら・・・・。
そんなことをぼんやりと考えていた時だった。
「お待たせ」
清人が水路まで花憐を迎えにきていた。
「おじちゃん!」
子供たちはすぐに清人の手をつなぎにいった。
「遊んでもらったみたいで。悪かったね」
「いいえ。とっても楽しかったです」
みんなで家に戻る間、子供達は花憐に教えてもらった草笛を清人に披露していた。
「すごいな。そんなことできるんだ」
「お姉ちゃんに教えてもらったんだよ!」
清人がへ~と驚いて、草笛を受け取り、真似してみたが上手く音は鳴らなかった。
子供達がゲラゲラと笑い、清人を馬鹿にした。
清人はムキになってなんとか音を出そうとするが、何度やっても音は鳴らない。
そんな様子を見て、花憐の心に子供が欲しいという欲求が強く芽生えていくのだった。

