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明日に架ける橋
第2章 秘めた想い

「あなたが連絡してきてくれて嬉しいわ。携帯番号、登録しておくわね」
榊は本心から喜んでいてくれているようだった。
花憐はそんな榊に何と言われるか不安だったが、思い切って結婚の報告をすることにした。
遅かれ早かれ、いずれ知られる時がくるだろうと思った。
「榊さん・・・・。私、実は結婚したんです。あの、大河清人さんと・・・・」
「はい?」
榊は一瞬花憐の言葉の意味を理解できないでいたようで、一瞬の沈黙のあと、大声を上げた。
「ええーーッ!!?え!??何それ!!結婚!??大河って、大河清人と!???」
「はい・・・・」
「うっそぉーッッ!!やだやだ、信じられなーい!!」
電話の向こう側で、榊はさんざん騒いでいたが、目的地に到着したらしく、
パニックになりながらも花憐におめでとうと言った。
「待って、めでたいのかしら!?だって、大河清人よ??まさか、もう婚姻届出したん
じゃないのよね??」
「今日出してきました」
「ちょっと待って!本当なの??あーだめ、混乱しちゃってる。ごめんなさい、
今から仕事なのー。ねえ、今度日を改めてお茶でもどう!?ワタシ、ええと・・・
ちょっと先になるけど、来週の土曜の午後は空いてるの。どうかしら」
突然のお茶のお誘いに驚いたものの、誰かと待ち合わせをするということがほとんどなかった花憐にとって、それはとても喜ばしい誘いだった。
「はい!私はいつでも大丈夫です」
「おっけー!じゃあ、また当日連絡するわ。その時詳しく教えてね!じゃね!!」
そう言って榊は電話を切った。
花憐は嬉しかった。こうして友達と遊ぶ約束をするということが、ずっとないまま青春期を
過ごしてきたからだった。
清人のことで気持ちが沈んでいたが、榊のおかげで元気が出てきた。
榊は本心から喜んでいてくれているようだった。
花憐はそんな榊に何と言われるか不安だったが、思い切って結婚の報告をすることにした。
遅かれ早かれ、いずれ知られる時がくるだろうと思った。
「榊さん・・・・。私、実は結婚したんです。あの、大河清人さんと・・・・」
「はい?」
榊は一瞬花憐の言葉の意味を理解できないでいたようで、一瞬の沈黙のあと、大声を上げた。
「ええーーッ!!?え!??何それ!!結婚!??大河って、大河清人と!???」
「はい・・・・」
「うっそぉーッッ!!やだやだ、信じられなーい!!」
電話の向こう側で、榊はさんざん騒いでいたが、目的地に到着したらしく、
パニックになりながらも花憐におめでとうと言った。
「待って、めでたいのかしら!?だって、大河清人よ??まさか、もう婚姻届出したん
じゃないのよね??」
「今日出してきました」
「ちょっと待って!本当なの??あーだめ、混乱しちゃってる。ごめんなさい、
今から仕事なのー。ねえ、今度日を改めてお茶でもどう!?ワタシ、ええと・・・
ちょっと先になるけど、来週の土曜の午後は空いてるの。どうかしら」
突然のお茶のお誘いに驚いたものの、誰かと待ち合わせをするということがほとんどなかった花憐にとって、それはとても喜ばしい誘いだった。
「はい!私はいつでも大丈夫です」
「おっけー!じゃあ、また当日連絡するわ。その時詳しく教えてね!じゃね!!」
そう言って榊は電話を切った。
花憐は嬉しかった。こうして友達と遊ぶ約束をするということが、ずっとないまま青春期を
過ごしてきたからだった。
清人のことで気持ちが沈んでいたが、榊のおかげで元気が出てきた。

