この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
アルルの夜に始まる恋
第4章 繋がる心
ロイは小夜の腕を掴んだ。
「不釣合い!?誰が決めた?誰がそんなこと言った?たとえ誰かがそう言ったとしても、僕はそんな風に思ったりしない」
「無理よ・・・うまくいきっこないわ。育ってきた環境も、生活レベルも違い過ぎるもの・・・・。あなただって、きっと後悔する」
ロイははっきりと首を横に振る。
「今、君をこのまま帰した方が後悔する」
「ロイ、お願い・・・」
ロイは小夜に詰め寄った。誰が見ていようとかまうもんか。
「・・・じゃあ、君は本気じゃなかったんだね!?僕をその気にさせて、内心笑って馬鹿にしていたんだ。このイギリス人は、一人で舞い上がっているわってね」
その言葉を聞いて、小夜は眉を寄せて涙を浮かべた。
「そんな・・・そんなはずないじゃない・・・。私だって、ずっとあなたの側にいたいわ!あなたを置いて去るのがどんなに辛かったか・・・!」
小夜は涙をぼろぼろ溢して声を上げた。
ロイは小夜の震える肩を抱きしめた。
「小夜・・・好きだよ・・・」
小夜は何も言わず、ロイにしがみついた。
「大事なのは僕たちの気持ちだろ?頼むから、僕を受け入れて」
「知らないから・・・。私なんかを選んで、失敗したって思っても・・・」
ロイはそれを小夜が承諾したのだと受け取り、そっと頭にキスした。
「不釣合い!?誰が決めた?誰がそんなこと言った?たとえ誰かがそう言ったとしても、僕はそんな風に思ったりしない」
「無理よ・・・うまくいきっこないわ。育ってきた環境も、生活レベルも違い過ぎるもの・・・・。あなただって、きっと後悔する」
ロイははっきりと首を横に振る。
「今、君をこのまま帰した方が後悔する」
「ロイ、お願い・・・」
ロイは小夜に詰め寄った。誰が見ていようとかまうもんか。
「・・・じゃあ、君は本気じゃなかったんだね!?僕をその気にさせて、内心笑って馬鹿にしていたんだ。このイギリス人は、一人で舞い上がっているわってね」
その言葉を聞いて、小夜は眉を寄せて涙を浮かべた。
「そんな・・・そんなはずないじゃない・・・。私だって、ずっとあなたの側にいたいわ!あなたを置いて去るのがどんなに辛かったか・・・!」
小夜は涙をぼろぼろ溢して声を上げた。
ロイは小夜の震える肩を抱きしめた。
「小夜・・・好きだよ・・・」
小夜は何も言わず、ロイにしがみついた。
「大事なのは僕たちの気持ちだろ?頼むから、僕を受け入れて」
「知らないから・・・。私なんかを選んで、失敗したって思っても・・・」
ロイはそれを小夜が承諾したのだと受け取り、そっと頭にキスした。