この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
君の瞳に映る白い花【おまけ追加しました】
第1章 思いがけないプロポーズ
「おばさん?」
「うん。ヨガやってた」
「へー。さすがだな。うちの親こそやらなきゃだろ。そーゆーの」

悠の両親は二人ともふくよかだ。悠は二人にいつも痩せろと言ってるらしかった。

「でも二人ともゴルフするよね」
「食べる量が半端ねーんだよ」

悠はビールとつまみになりそうなものをいくつか頼んで、メニューを閉じた。
冬子に何か食べるかなどと聞くこともない。

「今日はこっちに泊まるの?」
「いや、車取りにきただけ」
「デート?」
「まあな」

冬子は運ばれてきたビールを見て言った。

「飲んじゃったら運転できないじゃない」
「醒ましてから帰るよ」

悠は現在一人暮らしをしている。こうして金曜の夜に実家に置いてある車を取りに帰ってくることが度々あった。

冬子は浅漬けを食べる悠の綺麗な手を眺めた。
細くて長く、中世的な綺麗な手。自分の手の何倍も美しいと思う。

冬子の母は、悠の両親が経営する会社の工場に住み込みで働いている。
敷地内に工場と、事務所を兼ねた悠の実家と、工場で働く従業員のアパートがある。
冬子も母と一緒にそこで暮らしている。

冬子が2歳の頃に母と移り住んできた。もうすぐ二人とも27歳になる。長い付き合いだ。

/71ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ