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私の欠けているところ
第8章 泥沼のような地獄だった


それから
俺と時は
お互いの身体を慰め合う
関係になった


会えば
必ず裸になり

舐め合い

会えば必ず
挿れないまま
絶頂した


時はあれから
アイツとは
まだ会ってはいない


ほんとは
どうか分からないけど

もしそれが嘘なんだとしたら
それは
俺との関係を
時も壊したくないと
思ってるからだろうと
俺は思っていた




「おい、梶谷」


「はい」


「今日の夜飯付き合え」


「あ、はい」


そんなある日
珍しく
矢部さんから
飯を誘われ
夜、飲みに行くことになった



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