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私の欠けているところ
第8章 泥沼のような地獄だった
矢部さんと別れて
俺は
色んな事を考えていた
時のことは
分かってるつもりだった
ちょっと
衝撃的な話もあったけど
なんとなく
予想していた話だ
それなのに
ショックを受けてる自分を
否定できない
時は
どうして
そんなに
セックスに依存するんだろう
どうして
ろくでもない男とばかり
付き合ってるんだろう
その一人が
俺か(苦笑)
なんだか妙に
凹んでいると
時からLINEが届いた
『部屋にいるね』
そうか
明日は休みだから
泊まりにきたのか
…そうか
時が
来てるのか
そうか