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私の欠けているところ
第9章 だから俺はその地獄から抜け出したくて
時は
親から
ネグレクトを
受けていたのかもしれない
おじさんには
どこまで何をされたのか
分からないが
決して
小学生の子供に
すべきことではないことを
されていたんだろう…
それが
どういうことなのか
わかったときの
時の気持ちを思うと
俺は
胸が痛くてたまらなかった
時は
多分
子供の頃から
愛情に飢えたままなんだと
時の話を聞いて
俺は思っていた
だから
愛情を感じたくて
褒められたくて
頼りにされたくて
必要だと
思われたくて
どんなことも
断らず
そして
金を渡してでも
時の言う
満たされる瞬間のために
抱いてくれる男を
キープしてるんじゃないかと