この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
私の欠けているところ
第12章 時は俺の事を忘れてしまってたんだ


シャワーを浴びて
買ってきたビールを飲んだ

起きると思っていた時は
全く起きず
プリンは冷蔵庫のまま

余程
調子が悪いのか
それとも
今まで寝不足だったのか…

俺は真夜中
眠る時の側に近づいて
子供のような素顔の頰に触れ

耳元に
顔を近づけて
目を閉じた


あぁ…時の香り

何故だか
ホッとする
その香りに誘われ

俺は
時に寄り添うように
身体をベットに沈めた


俺も寝不足だった

昨日は
ほとんど眠ってない

というより
時が突然居なくなってから
ずっと
熟睡できてない

目を閉じれば
すぐに
寝落ちしそうな中

時を抱きしめて
耳元に顔を埋めると
また
ミルクのような香りを
嗅ぎながら

呟いていた


「好きだよ…時…

…時…」


眠い…


もう落ちそうだ


でも…

時にもっと
触れたい


時に
キスしたい



時と…



時ともっと…



………




ダメだ…もう






起きてられない…




まさに
寝落ち寸前


そのとき


時の声が
聞こえたような気がした



「…陸……ごめんね…」
/237ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ