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私の欠けているところ
第15章 だから教えてくれよ、分からないこと、全部
said 時


もう無理

お願いだから
これ以上
優しくしないで


そう思って
陸から離れて
膝を抱えたのに

陸は
そんな私を
背中から抱きしめ

私の耳元で
優しく囁いた



「嬉しい…」


…え?

どうして?

何が嬉しいの?



「俺の事
大切に思ってるってことだろ?」


だめ

そんなこと言わないで


陸を好きな気持ちに
ブレーキが
きかなくなる


「なぁ、時

ひとつだけ
ほんとのこと教えて」



陸は
私の顎に優しく触れ

そして
私の顔を後ろ向かせると
優しい目で
私を見つめた


「俺の事…好き?」


ほんとの事なんて

…言えない


「言っていいんだよ、時」


好きよ

好きで好きで
たまらないの

今すぐにでも
好きだと伝えて
抱きしめて欲しい


「……」



「聞きたいんだ」


そう言って陸は
息がかかる距離まで
唇を近づけた


キス…して欲しい


満たされたい




もう亮ちゃんじゃ
ダメなの

陸じゃないと
満たされないって
分かったの


大好きな
陸じゃないと
満たされないって……


「時…」


「……」




「時……」




「……」






「俺のこと…好き?」











「………すき…」




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