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私の欠けているところ
第15章 だから教えてくれよ、分からないこと、全部
Side 陸


時はきっと
家族にもらいたかった愛情を
男にもらおうと
したんだと思う


いや
ある意味それは
誰でもそうかもしれない


俺だって
母親の愛情に飢えてる


けど
時に欠けてる愛情は
普通じゃない


だから

その意味もわからず
付き合ってる男からすれば
それが異常なくらい
重いと感じるのかもしれない


簡単だ


だったら

愛情を注げばいい


それだけ



「時の欠けてるところは
愛情なんだと思う

普通に与えられる愛情を
与えられないまま
育ったんだ


仕方ないよ


だから
時が寂しくないように

あ、いや
違うな

俺が寂しくないように
するよ


そしたらきっと
時は寂しくない


愛されてくれよ


俺に


それでさ
本当の意味で
満たされて欲しいんだ」



すると時は

甘えるように
俺の胸に
顔を埋めた



「求められたからって
理由だけでセックスして
それで
満たされるなんて
間違ってるよ

きっと

愛し合ってたら
セックスなんてしなくても
満たされる」


「…うん」



「あ、するけどね?

セックス(笑)」



「…もう…」



あ、時が
帰って来た


俺は
その時
そう思った


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