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私の欠けているところ
第15章 だから教えてくれよ、分からないこと、全部
said 時

それから陸は
私のブラウスのボタンを外すと
部屋の照明を暗くして
私の着ているもの
全てを優しく
脱がせてくれた


その間

一切の
キスもなく
愛撫もなく

相変わらず
私を「女の子」扱いする
陸が可愛らしくも


…もどかしい


そして
今度は陸が
服を脱ぎ始め
最後の一枚を脱ぎさったとき
陸はもう
上を向いていて


なぜか私は
咄嗟に目をそらしていた


「あぁ…気持ちい…」


素肌のまま
陸は
私を抱きしめ
熱い吐息をもらす


ほんとに
そうだと思う


言葉にすると
『気持ちいい』だけど
それは
心が落ち着く快感

他の誰に抱きしめられても
得られない…快感だと思った


「時…好きだよ」


何度聞いても
また聞きたいと思う言葉

私は
その言葉を噛みしめながら
目を閉じて
陸の
全ての動きを感じていた


陸は
私の胸を
柔らかく揉み

そしていつものように
その胸に
顔を埋めると

「ぁぁ…」

と、声を漏らす


何度されても
愛おしくて
たまらない


私が
陸の髪に触れて
優しくなでると


「指で触った方が
時、気持ちいいの
知ってんだけど

舐めたい」


そう言って
陸は先端を口に含んで
舐めはじめた


それは
まるで子供みたい

さっき
私を全て
受け入れてくれると話した
大人っぽい陸とは
別人のようで


子宮が
熱くなるのを感じた


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