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私の欠けているところ
第6章 苦しくて…苦しくて…

その言葉を聞いて
俺は
頭が真っ白になり
時ちゃんの隣に
寝転がったんだっけ


さっきまでの
熱いものが
すーーっと消えて
脱力して
しばらく黙り込んでたかもしれない


気がついたら
時ちゃんの手が
俺の手の側にあって

時ちゃんの
細く小さな手を
握りしめたんだよな


「嫌いになんてならないって
言ったじゃないか…」


俺は

時が
されたくないことなんて
したくかなかったのに


「ごめんなさい」


「気持ち悪かったよな…ごめん」


「そんなことない。
でも梶谷くん
気持ち悪かったよね。
好きな人の代わりなんて
私…女だし

ごめんね、私…」


そう言って
時は身体を起こそうとした

でも俺は
そのまま時が帰ってしまって
もう俺と会ってくれないんじゃないかって
すげー怖くなって

お願いをしたんだ


「もう少し
このままで居てくれよ」


「……」


「お願いだから…」






「…うん」



もちろん
その願いを
時は
きいてくれた


そう

よく考えてみれば
時が
俺の願いを
断ったことは一度もなかったんだ


嫌だったら言ってくれと
抱きしめた時も
時の部屋に行きたいと言った時も
俺の部屋に誘った時も


キスを
せがんだ時も…

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