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私の欠けているところ
第6章 苦しくて…苦しくて…


すると
時ちゃんは
繋いでる俺の手を
ぎゅっと握り

それから俺の方に
寝そべったまま
身体を向けた


「話したら叱られちゃうかも」


俺も
時の方に身体を向けて
じっと
時を見つめると
時は
少し泣きそうな顔をしていた


「叱らないよ」


何を聞いても


「…うん」


何を聞いても
きっと好き


「俺」


「うん」


「時ちゃんのこと好きだから」


すると時は
一度大きく深呼吸をしてから
静かに話し始めた



「私ね

亮ちゃんの彼女だけど
亮ちゃんには
他にも彼女がいるの


お金と
身体が必要な時にだけ
私に会いに来る

そんな人なの


でもね

亮ちゃんは
私を必要としてくれてて
頼ってくれて

私がいないと
ダメなの


好きだよって
言ってくれるし

甘えてくれる


いつも
一緒には居てくれないけど

会えば
優しくて
私の心が満足するの


わかってるよ


梶谷くんが
亮ちゃんのこと
あんまり好きじゃないこと

その理由も
なんとなくわかる


けど

それが
私にはちょうどいいの」




「ちょうどいいって…」



「私



結婚
考えてないし


子供
欲しくないから



だから

そういうこと
求めない
亮ちゃんが合ってて

それで



私の身体も
必要としてくれるから

亮ちゃんが
いいの」
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