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贖罪の檻。【煉獄━ レンゴク ━】
第11章 玩具との遊戯
「ええ、そうなさって下さい。」
「やっ!」
2人の言葉の意味を解して顔を上げると慌てて後退る。腹部の痛みは、もう限界だった。
早く楽になりたいのにまだ行為を強要しようというのか。
「腹は、痛いのか?」
冷たく行為の一環で問い掛けてみる。〝気遣い〟などみじんもない。
「おい、どうした。ちゃんと答えないか。」
返事をしない妹に手を振り上げてみせる。
「いっ、痛いですっ!!」
恐怖で慌てて答える。
「どうしたいのかを言え。」
「トイレに、行きたいです・・・。行かせて、下さい。」
涙ながらに訴える。
「そうか。そんなに行きたいのか?」
ふるふると震えているか弱き者を問いただす。
「は、い・・・」
「だったら、俺を満足させるんだな。」
「でも、家政夫さんを満足させたらトイレに・・・っ」