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贖罪の檻。【煉獄━ レンゴク ━】
第23章 淫楽の一夜
自分の頬に優しく触れて切なく見つめられて不思議に見返していると柔らかな触れるだけのキスが降ってきた。
「んっ、ん・・・・・・」
高い整った鼻が頬に柔らかく当たる。啄むようなキスが繰り返される。
出て行っていない牡が蜜を吐き出して少しは、張り詰めをなくしていたのに再び硬くなっていく。蜜壺に牡の震えが広がる。
ぬちゅ くちゅ
ちゅく ちゅぐ
キスを落としながらゆっくりと動き出す。月光に照らさせる少女があまりにもいやらしい。
月並みだがいいや、思春期に戻ったようなこの衝動に治まりなど1回や2回では、つくハズがない。他人にほとほと興味のない自分がここまで出来るのは、どうしてなのか。
これがあの日々で感じていた〝支配欲〟。なぜこんなにも目の前の少女に感じるのか・・・抱けば判る気がしたのにさらに謎が深まってしまった。