この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
贖罪の檻。【煉獄━ レンゴク ━】
第24章 苦痛と云う名の快楽
部屋の中には、2人の荒い息遣いだけが響く。
「椥さま、そろそろ・・・」
「そんな時間ですか。」
「はい。そろそろ月良さまを会場に戻しませんと・・・」
別室に主と少女が入ってから30分。良巳が異変に気が付いて会場を出てしまった。
色々な部屋をひとつひとつ探している。
「判りました。」
執事に答えて名残惜しいが少女のナカから出た。
「月良。今夜は、ここまでですね。」
ドレスを脱がせて正解だったと事後に思った。お互いの蜜で濡れている少女を抱き起こす。
「ほら、月良。ソレを拭いて着替えを。」
「・・・っ。」
「どうしました?あぁ、戻りましたね。」
ボロボロと涙を流し出したので驚いたが本来の・・・と、言っていいのか判らないがいつもの少女に戻ったようだ。自分の行動を言動をどうやら覚えているようだ。