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贖罪の檻。【煉獄━ レンゴク ━】
第24章 苦痛と云う名の快楽
「さぁ、ドレスを着ましょう。良巳が探しているようですよ。」
「えっ・・・どう、しよう・・・・・・」
兄にバレないハズがない。きっと手痛い折檻が待っている。
考えただけで気を失いそうだ。
「早くっ、行かなきゃ・・・ッ」
「月良、危ないですよ。ほら、落ち着いて。」
先ほど自分を誘惑していた少女とは、別人のようだ。恐怖に震えている。
「さぁ、脚を通して下さい。」
「すみません・・・」
彼の肩を借りてドレスに脚を入れるとそのまま着せてもらってしまった。行為のために下げられたファスナーを今度は、着るために上げてもらう。
「さぁ、出来ましたよ。」
「ありがとうございます。」
「いいえ。」
バツが悪そうな少女が愛らしくていじらしくて自然と笑顔になった。
「良巳さま。ここは、困ります。」
「っ・・・・・・」