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贖罪の檻。【煉獄━ レンゴク ━】
第25章  現実を幻想へ
  


 クスッと笑って押し込んだ。


「お前。中出しさせんなよ。」


「だって、〝ご主人さま〟が教えたから・・・」


「あぁ?お前が中出しが好きなんだろうが。この淫乱っ。
(まぁ、癪だが動き易いんだよな・・・)」


 もっと怯えて泣いて叫ぶ姿も見たかったがこの方がいい。本来の姿だ。


「月良。上乗って腰振れ。」


「は、い・・・〝ご主人さま〟っ。」


 背もたれに身を任せる兄に跨がりゆっくりと牡を蕾に納める。


「あの~盛り上がってるところ申し訳ないのですが、そろそろ着きまーす。」


「あぁ、そうか。だとよ、早くしないとベッドまでお預けにすんぞ。」


「それはっ、いやぁ。」


「じゃあ、頑張って気持ちよくしてくれな。」


「はい、〝ご主人さま〟っ・・・ぅんん、挿入って・・・・・・」


 好きな先っぽは、時間をかけて。その後は、体重を使って押し込む。


  
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