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贖罪の檻。【煉獄━ レンゴク ━】
第32章 それは、新たな罠
「っ、はあ・・・だ、れ・・・・・・?」
「起きましたか?」
「んっ・・・・・・ぁああ!!」
粒に吸い付かれて身体に電流が流れてビクビクッと跳ねてしまった。
「っ、あ・・・」
「月良・・・いつの間に胸でイケるようになったんですか?」
「あっ、・・・椥っ、、、さっ・・・・・・」
顔を覗かれて〝誰が〟自分に触れていたのかが判って身体が強張った。
「お久しぶりですね、月良。」
「あっ、どうして・・・・・・」
「ここでは、自由に暮らせますよ。」
「・・・ここ、どこですか?」
震える身体を起こして問い掛ける。周りを見ると大きな部屋。
ベッドは、大きくて天蓋が付いている。
「ここでは、鎖は着けませんからね。」
「どう、して・・・・・・」
「恵見が連れ出してくれたんですよ。逃げ出したかったでしょう?」