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贖罪の檻。【煉獄━ レンゴク ━】
第1章  更なる贖罪の褥・・・
  


「〝本当に〟?」


 服の上から形のいい膨らみを揉み拉<シダ>く。


「ひゃっ、あっ!」


 布越しでも兄の大きな繊細な手の感触が伝わる。快楽を教え込まれた身体は、すぐに熱を帯びる。


「俺以外に触らせて・・・っ、ナカに注がれたんだろう?」


「っ!!?」


 兄の言葉に身体が素直にビクンっと反応した。


「いやっ、やめて・・・っ兄ちゃ、っん゛!!?」


「煩いなぁ。」


 膨らみに伸びていた手の片方をノドに当てて力を込める。


「ん゛、んん・・・」


 兄の行動が信じられない。自分の知る姿ではない。


「ここでルールの説明でもするか。」


「・・・っ!!?」


 兄の口から自分を浚った男たちに言われた言葉が出てきた身震いをした。


「1.大声を上げない。
 2.質問をせずに言うことをきく。
 3.俺を〝ご主人さま〟と呼ぶ。」


  
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