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贖罪の檻。【煉獄━ レンゴク ━】
第7章  兄から妹への調教始め
  


 洗面所に入ると床に座り込む姿が目に入った。そして首筋が赤くなっている。


「やだ、月良さまなにをしたの?」


 よく見ると爪も赤くなっている。


「手当てしなくちゃ。もう、綺麗なお肌が・・・」


「え・・・!?」


 驚いていると軽々と抱き上げられて部屋の椅子に座らせられた。


「もう。旦那さまに怒られちゃうわ。」


 赤くなり血が滲んでいる所に薬を塗り込む。


「辛いのは、判るけれど〝仕方がない〟でしょう。」


「・・・え?」


 薬を塗り優しく触れてくれる相手の冷たい言葉にゾクッとした。


「どうかしたの?」


「〝仕方ない〟って、どうしてですか?」


 家政婦の言葉が信じられなかった。こんな仕打ちを受けるのがさも〝当然〟のように言うからだった。


「だって、〝気持ち良く〟なっちゃったんでしょ?」


「っ・・・!!?」


 その言葉に驚いた。


  
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