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贖罪の檻。【煉獄━ レンゴク ━】
第8章 飼育員に浚われる身体
「〝仕方、ないの〟・・・?」
〝かせいふ〟の言葉に反感しか沸かない。
「ええ。〝仕方ない〟ですよ~」
軽く返して指の爪の間の血を拭う。
「どうして?こんなことが〝仕方ない〟訳・・・」
「困ったお嬢さま。」
「え?」
「旦那さまに胸も奥もいっぱい、イ~ッパイ可愛がって貰って〝気持ち良く〟なっちゃったんでしょ?」
出来るだけ甘ったるい声音で告げて拭いた指先を甘噛みしてみる。
「っ!!?」
〝かせいふ〟の行動にドッキっとしてしまった。
「あら、顔が赤いですよ月良さま。」
「・・・っ、放して。」
「もう、〝気持ちいい〟って認めたら楽なのに。ねぇ、意地を張らないで・・・月良、さま。」
「っ!!?」
耳元で甘く囁かれて身体に未だに燻る快楽の芯がジクジクする。
〝かせいふ〟が言うことは、最もだ。〝快楽〟を求めて受け入れた。