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贖罪の檻。【煉獄━ レンゴク ━】
第1章  更なる贖罪の褥・・・
  


 ゆっくりと頬に触れるとビクッと肩が跳ねた。


「ほらっ、アイツらと〝シテ〟たことと大した代わりは、ないんだ。逃げるなよ・・・月良。」


 ゆっくりと顔を近付ける。


「っ、いやっ!!」


 キスされるのが判って反射的に顔を背けてしまった。


「こらっ!いい子でいないなら、〝優しく〟シテやらないぞ?」


「グ・・・っ」


 再び首を掴まれる。その手に手を重ねる。


「・・・お兄ちゃん、、、こんな、こと・・・しなくて、、、いいのに。」


 息苦しい中で小さく言った。兄の形をした別人に。


「〝ご主人さま〟、だろ、月良・・・チュ。」


「んんー!」


 唇が重なり兄の舌が口内に挿れられる。


「月良の舌は、甘いな。もっと口を開けろ。」


 唇を放して命令する。しかし唇をギュッと噛み締めて抵抗を見せる。


「ははっ、それって・・・」


  
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