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贖罪の檻。【煉獄━ レンゴク ━】
第1章  更なる贖罪の褥・・・
  


 〝仕込まれた〟にせよ。〝天然〟にせよ。甘美な味付けにしか過ぎない行動であった。


「やっぱり・・・きちんと〝お仕置き〟をしないと。そんないやらしく育てた覚えがないからな。」


 ノドを掴んだ手の所為で息苦しく感じているだろう妹の態度に欲望は、滾<タギ>るばかり。


「なにっ!!」


 突然首を解放されうつ伏せに転がされる。


「拘束、するからな。」


 細い手首をヒモで後ろ手に拘束する。


「よし。」


 仰向けに戻して片側の足首に枷を付ける。


「足、なに?」


 片方の足首に金属の重さを感じた。

 こ こ
「地下室で、暮らすために必要な物を付けただけだ。」


「〝必要〟・・・?」


「そうだ。部屋の中は、自由に歩き回っていいぞ。でも・・・足枷を外すのは、ナシだ。いいな。」


「どう、して・・・そんな物がなくたって部屋から出られないでしょう?」


  
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