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贖罪の檻。【煉獄━ レンゴク ━】
第9章  〝かせいふ〟の欲望
  


「もうぅ~我慢の限界だわ。」


「えっ、・・・な、に?」


 〝かせいふ〟は、声を上げると急に拘束外し始めた。快楽の余韻で働かない思考で行動を見ているしかない。


「ねぇ、月良さま・・・あなたが悪いのよ。」


「・・・え?」


 拘束を解かれた身体を軽々と抱き上げられて床に下ろされた。


「さぁ、薬が回りきるまでまだまだありますから・・・もっと楽しみましょう。ねぇ、月良さま。」


 フルフルと震える少女を見下ろしてにっこりと笑顔を落とす。反応が興奮を掻き立てる。


「な、に・・・・・・」


 獲物を狙うようなギラギラとした瞳が怖かった。しかし拒絶できる術などなかった。


「旦那さまには、どこまでされたのですか?あちらでは、〝お仕事〟もシテいたのでしょう?
 多少のことは、大丈夫だって訊いてますけど・・・(・∀・)イイですよね?」


  
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