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空洞
第2章 相田 樹(あいた いつき)

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「正太〜。イヤホンしてるから大丈夫だよ。」
壁越しに、夏美の声が聞こえる。
夏美が閉め忘れたのが、引き戸が微妙に開いていて、隣の部屋の光が漏れていた。
樹は、イヤホンしていても、本当は何も聞いてなかった。
「正太、だめよ…」
「ちょっとぐらいいいだろ?」
小さいけど、二人の声がする。
これから何が行われるのか、経験のない樹ですら想像がつき、下半身が熱くなるのを感じる。
ちょっとだけ見てみたい。好奇心を抑えられず、光の漏れるほうへ、ゆっくり近づいて行った。
はっきりとは見えないが、隙間から見えたのは…
夏美のはだけたスカートから伸びる白い太もも。
夏美に覆い被さるような正太の後ろ姿。
「正太〜。イヤホンしてるから大丈夫だよ。」
壁越しに、夏美の声が聞こえる。
夏美が閉め忘れたのが、引き戸が微妙に開いていて、隣の部屋の光が漏れていた。
樹は、イヤホンしていても、本当は何も聞いてなかった。
「正太、だめよ…」
「ちょっとぐらいいいだろ?」
小さいけど、二人の声がする。
これから何が行われるのか、経験のない樹ですら想像がつき、下半身が熱くなるのを感じる。
ちょっとだけ見てみたい。好奇心を抑えられず、光の漏れるほうへ、ゆっくり近づいて行った。
はっきりとは見えないが、隙間から見えたのは…
夏美のはだけたスカートから伸びる白い太もも。
夏美に覆い被さるような正太の後ろ姿。

