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金曜日
第17章 翔大さんの決意



パパが庭でタバコを吸い



リビングにはユリアさんと私達



「えっ?ユリアさん、一緒にって、社長の事ですよね?えーーっ、今から社長が来るって事?えっ?えっ?どういう事?な、何?なんで?えっ?えっ?」



パニクる私、すると翔大さんが小さな声で



『姉貴、何やりやがった?説明しろ!』



ユリアさんは



「パパ達が来てから聞いて!その方がわかりやすいでしょ?(笑)」



ぷいっとキッチンへ逃げてママと笑ってるし



『あかり、何か知ってるのか?』



「私も何のことやらわかんないよ!ってか、社長が来るのよ、どうしよう、なんて言うの?私達こと、言っていいの?ってか、私、ただの事務員なのに、それも子会社の、入社式以来会ったこともないのよ?どうしよう!」



『この状況からみると、親父達はあかりの事すでに知ってたな。』



『俺達の知らないところで、なんか動いてたのかもな。』



『まぁ、なんとなく見えたな。』



『はぁー、あかりの親父さんとうちの親で仕組んでた訳かー。』



翔大さんが小声で話す



「仕組んでたって、何を?」



翔大さんは少し考えこんで



『そうだよな?出会ったとしても、付き合うなんてことは俺達次第だったわけで、ましてや、、、えっ、、、まさかな、、、』



また、考えこんでる



パパは仕事の電話なのか、スマホで話していて庭から戻ってこないし



「私達の出会いは仕組まれてたってこと?なにそれ!」



「私高校から就職したんだよ?就職先だって、沢山あって、、、えっ?、、、高校からの斡旋で就職したんだけど、、、えっ?、、、だって、4年も前だよ?、、、」



『そうだよな、そんな前から動いてたのか?はぁー、、、』



『たまたま、俺の入社とあかりの就職が同じ年だったわけで、、、』



『はぁー、マジかー、、、』



深いため息をもらす、翔大さん





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