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第12章 課題…



鳥の鳴く声がする。

もう朝なんだと思う。


「理梨?」


涼ちゃんが頬にキスをする。

当然だけど腹が減ったと言うに決まってる。


「1人で朝ご飯に行って来て…。」

「げっ!?マジか!?」

「怒ってないから…、行って来て…。」

「あー…、了解…。」


犬男は大人しく部屋を出る。

その間に涼ちゃんの次のスケジュールをぼんやりと考える。

次の試合は10月…。

その3週間前には調整に入る。

調整期間に溜めに溜め込んだフラストレーションが一気に私に放たれる事実を理解する。

本気で身体を鍛えないと涼ちゃんの愛には耐えられない!?

立てない身体でそんな事を考えるとため息が出る。

結婚をする…。

その現実を全く考えていなかった今までの自分に泣きたくなる。

恋愛すらまともに出来ていない気がする。

ただ私が涼ちゃんに甘えて我儘を言っているだけ…。

国崎さんに偉そうな事を言っていた自分が愚かに見えて来る。

負ける訳にはいかない。

涼ちゃんが勝ち続ける為には私がウジウジなんかしてられない。

無理矢理にでも身体を起こしてシャワーを浴びる。

髪を乾かしてると朝ご飯を済ませた涼ちゃんが部屋に帰って来る。


「理梨…、朝飯は?」


そう聞かれてもさすがに食欲はない。


「今朝は要らない。その代わり…。」


涼ちゃんの前に立ち涼ちゃんの股間に手を這わす。


「舐めてみていい?」


私の言葉に涼ちゃんが目を見開いて赤い顔をする。


「理梨…、出来んの?」

「やってみないとわかんない。チェックアウトまでは時間があるよね?」

「もう1泊する?」

「それはお母さんに怒られる。」


とりあえず、これをクリアしなければ前に進めない自分がわかる。

甘えてるだけの女の子は卒業する。

そんな気合いだけが入っていた。


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