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第25章 半分っこ…



歯を食いしばり涼ちゃんにしがみつく。

そうしなければ私だけがすぐにオーガニズムに達してしまう。

SEXすら涼ちゃんに満足させられない子の為に戦う涼ちゃんを考えると悲しくなって来る。

突然、私の身体が返されて涼ちゃんが私の上に乗っている。


「涼ちゃん…?」

「理梨にまで無理をさせたいんじゃない。理梨は理梨のままで居て欲しいって前にも言ったろ?」


涼ちゃんが私の額にキスをして、そのまま顔中にキスをする。

私が泣きそうな顔をしたから…。


「涼ちゃんが好き…。」

「うん…、そのままの理梨が好きだ。」


涼ちゃんに甘やかされるだけの私でいいと涼ちゃんが言ってくれる。

たったそれだけの事で幸せな気分になる。

涼ちゃんが果てるまで…、何度も涼ちゃんを感じてはオーガニズムに達してしまう。

ゆっくりと私が何度でも感じるようにと涼ちゃんが私の上で動き続ける。


「理梨…。」

「一緒に来て…。」


最後のオーガニズムで私の中で涼ちゃんが弾けるのを感じていた。

じんじんと疼く子宮を初めて身体の中で感じた。

いつか…。

いつか、涼ちゃんの子供が欲しいと思う。

きっと涼ちゃんは私と同じくらいに子供を甘やかしてくれるから…。


「涼ちゃんと結婚が出来るって幸せだと思う。」


涼ちゃんに抱きついてそう言ってた。

ただ涼ちゃんは照れたように笑う。

嬉しそうで少し泣きそうな顔をする。

泣き虫な私の恋人…。

リングに上がると怖いくらいに強くなる人…。

私が知らない世界で孤独に戦う人…。

それでも全てが終われば、ちゃんと私の中に帰って来てくれた実感が湧いた。


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