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第25章 半分っこ…



翌日、涼ちゃんと一緒に本田の実家に向かう。

お正月だから沙月さんと卯月さんもきっと居るとは思うから涼ちゃんと私の足取りは少し重くなる。

本田家ではやっぱり、まず弥生さんが出迎えてくれる。


「いらっしゃい。」


そのまま本田家のリビングに向かうと


「信じらんない。普通、正月早々に他人を人の家に連れて来る?」


正月早々に沙月さんが涼ちゃんに嫌味を言う。


「理梨は他人じゃない。」

「まだ結婚前でしょ?つまり他人なの。涼二のお母さんなんか結婚をしてても挨拶に来ないじゃん。」

「父さんと母さんなら明日、ここに来る予定にしてるよ。だから、ばあちゃんの予定を聞いてきて欲しいって言われて来たんだよ。」

「ばあちゃんなら、年中休みでうちに居るわよ。わかりきった事を今更わざとらしく聞く?」


沙月さんとの会話はこれ以上はしたくないと思う。


「ねえねえ、それよりもさ。年末のテレビで涼ちゃんが怪我してたじゃん?あれってテレビの演出?血がダラダラ出てて気持ち悪かったぁ。」


卯月さんまでもが好き勝手な事を涼ちゃんに言う。


「あんなの放送されても迷惑だよね。気持ち悪いから他の番組に変えたわよ。」


沙月さんの嫌味が暴走する。

いい加減にして!

そう叫ぼうとした。


「いい加減にしなさい!涼二はわざわざ、ばあちゃんに会いに来たんだよ。沙月も卯月も関係ないんだから向こうへお行き!」


私よりも先におばあちゃんが叫んでいた。

いつもニコニコとしているだけのおばあちゃん…。

だけど涼ちゃんに似ていて、ここぞという時には強いおばあちゃんなんだと感心をした。


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